以下は公式設定ではありません。物語から感じた様子をまとめました。 |
シンデレラ (川村万梨阿) |
「わたしの胸、夢ではちきれそう‥。がんばるわ」 |
エメラルド国の貴族の娘。家族は実父と継母、2人の義姉。城下町からやや離れた森の中の屋敷に住んでいる。 継母や義姉たちに屋根裏部屋に追いやられ、まるで召使いのように扱われる日々を送っている。しかし卑屈になることなく、ワンダたちの助けも借りながら、明るく前向きに物事を解決している。 国中の憧れの存在である王子シャルルには、会ったことすらないが、とても憧れている。ただし義姉たちのように「自分が嫁に」という野望はない。 夢は「いろんな人と出会ってすてきな恋をして、すてきなレディになる」こと。 |
シャルル (菊池正美) |
「きみだけには本当の名前を言うよ。僕の名は‥、シャルルだ」 |
国の王子と同じ名を持つ少年。シンデレラはこの少年と憧れの王子さまとを区別するために、こちらのほうを「うそつきシャルル」と呼んでいる。 悪い人間ではなさそうなのに、素性に関わることとなるとウソでかわそうとする。 おまけに、城下を歩いているだけで、まるで仮面ライダーか水戸黄門のように、すごい頻度で陰謀事件に行き当たっている。そのため、シンデレラからは「(世間知らずのシャルルが)悪い人たちの仲間になっているのでは」と誤解され、心配されがち。 彼の正体は、お忍びで城下に現れたシャルル王子。 |
パレット夫人 (三田ゆう子) |
「シンデレラ‥? そう、あの子がシンデレラ‥。まあ‥大きくなって」 |
画家。野外スケッチをしている姿がよく見かけられる。気さくな人柄で、子供好きらしく、絵画教室を開いて町の子供たちに教えている。 実は魔法使い。若者の勇気やがんばりを見守り、それとなく助言したり魔法の力でそっと手助けしたりするのが趣味のよう。 |
ワンダ (辻つとむ) |
「シンデレラ、きれいだけどトゲはないよ」 |
シンデレラの小さい頃から屋敷で飼われている、おっとりとした性格の大型犬。臆病ぎみだが、いざとなると勇気をふりしぼってシンデレラを助ける。 チュチュ、ビンゴ、パピーと共に、パレット夫人がひそかにかけた魔法によりシンデレラと話せるようになった。 |
チュチュ (中沢やよい) |
「ねえ、わたしたちも何かしなきゃ!」 |
ピンク色のネズミ(♀)。ビンゴと共に屋根裏部屋をすみかにしていた。ミーシャ(猫)に追われていたところをシンデレラに助けられ、友達になる。 シンデレラの危機と見るや、真っ先に行動を起こしてサポート。また、花冠を編んであげたり、服を花で飾ってあげたりと、たびたびシンデレラを可愛らしくコーディネイトするオシャレさん。 |
ビンゴ (坪井智浩) |
「シンデレラは僕らの仲間。本当の友達だものね」 |
水色のネズミ(♂)。チュチュとは幼なじみ? で、どうやら友達以上恋人未満の間柄らしい。いつもさりげない言葉でシンデレラを励まし、勇気づける。 |
パピー (松下亜紀) |
「いざとなったらバーッと出て行って、めちゃくちゃにしちゃえばごまかせるわ!」 |
小鳥(スズメ?)。屋根裏部屋の窓辺でさえずっていた。シンデレラの様子を見かねて世話を焼くようになる。仲間に顔が利くらしく、一声で大勢の仲間を呼び集めることができる。 体の小ささのわりに、提案はけっこう大胆。 |
ダントン (沢田敏子) |
「今日からは全部、シンデレラにやってもらうわね」 |
シンデレラの継母。夫が海外へ旅立ったとたん、「今日からここの主人はこの私」と態度を一変。シンデレラにつらくあたりはじる。娘たちとともにシンデレラを召使いのようにこき使う。 娘たち(の、どちらか一方)をシャルル王子のお妃にと考えている。 |
ジャンヌ (松熊明子) |
「わたし、シャルル王子のお妃になることになっているから」 |
ダントンの連れ子。シンデレラの義姉のうち長女。左目尻にホクロがある。シャルル王子に憧れるだけでなく、お妃になろうと奮闘中。 |
カトリーヌ (金野恵子) |
「おなかすいたわ。なにか食べるものちょうだい!」 |
ジャンヌと同じくダントンの連れ子で、シンデレラの義姉。次女。甘えん坊らしい。「なにか食べたい〜」「クッキーをつまんでもいい?」と言うたびにジャンヌに「太るわよ」とからかわれている。どちらがシャルル王子のお妃になるかで姉・ジャンヌといつも張り合っている。 |
ピエール (宝亀克寿) |
「シンデレラさまの笑顔には、どんな高価なドレスもかなうものではございません」 |
シンデレラの家の初老の召使い。御者兼馬番、庭師(だと思われる)。シンデレラを「お嬢さま」と呼び、気づかっている。 |
ミーシャ (湯屋敦子/林玉緒) |
ダントンの飼い猫。シンデレラたちに興味があるようで傍らにいたりするが、つい手を出してイタズラしてしまうらしい(ネコだから‥)。 |
父(ホワイエ公爵) (円谷文彦) |
「シンデレラ、夢いっぱいだね」 |
海外赴任中。シンデレラに手紙を書くと約束していたらしい(ピエール談)が、音沙汰がないらしい。シンデレラの実母フランソワーズとは、シンデレラの幼い頃に死別。 |
イアン (高木渉) |
「あんたの未来、めっちゃくちゃ明るいぜ!」 |
見習い占い師。薄暗いテントの中で老人を装って占い業をしている。 よく当たると評判になり、金に目がくらみかけていたとき、シンデレラにインチキを見抜かれて改心。それからはいい友だちに。 |
マルセル(鳥海勝美) |
「やい! われこそが正真正銘のシャルル王子なるぞ!」 |
イアンの幼なじみで、親友。芝居小屋の役者。 シャルルによく似ていることから、ザラールの陰謀事件に巻き込まれる(第16話)。あわやのところをシンデレラたちに助けられ、以後友人になる。 とくいになると腕で鼻をこすってしまうのがクセ。 |
シャルル王子 (菊池正美) |
「アレックス、上着を交換しようか」 |
エメラルド国王の唯一の子(のよう)で世継ぎ。ビオラを奏でることが趣味(劇中での演奏はなかったが)。 「生まれて立つと同時に持たされた」剣の腕前は見事だが、勉強のほうはサボりがち。子供の頃からの教育係ハンスに「お父上はこうではなかった‥」などと嘆かれている。 しかしながら人徳があり、国王と王妃にはとても期待され、皆に慕われている。女性たちの憧れの的。 また、城の誰も気づいていないザラール侯爵の不穏な動きをいち早く察知。尻尾をつかむべく動いている。 |
アレックス (成田剣) |
「王子、なにかお城の外に、その、なんていうか、とっても楽しいことがあるんじゃないですか?」 |
シャルル王子の学友。王子の剣の相手から、説教脱走の道連れ、不在隠し、影武者(退屈なパーティーに出席)、護衛も務める。 しばしば城下に忍んでいく王子に「バレたら大変なことになりますよ」と忠告しながらも、大目に見ている。 なお、彼は王子が本心を打ち明ける唯一の相手でもある。シャルル王子にとって側近のような存在。 |
国王 (仲野裕) |
「楽しみじゃなあ。子供はきっと、かわいいぞ」 |
シャルルの父。17歳で即位したそうで、現在16才の息子にもそろそろ次期王としての自覚を持ってもらいたいと考えている。 ザラール侯爵に「王子に自覚を持たせるには、お妃を」とすすめられ、王妃と2人ですっかりその気になっている。 ザラール侯爵に全幅の信頼を置いており、その陰謀に気づかずにいる。 |
王妃 (湯屋敦子) |
「シャルル、なにをしているのです。あなたも早くお行きなさい」 |
シャルルの母。王子を溺愛する一方、お妃選びにはっきりとした態度を示さない王子を心配している。シャルル王子もこの母の言葉には弱いらしい。国王と同様、ザラールのたくらみに気づいていない。 |
ザラール侯爵 (中田和宏) |
「あれでシャルル王子はなかなか利口なところがある‥。絶対に尻尾を掴んでやるぞ」 |
国王、王妃の信頼も厚い貴族。 実は王位を狙っており、ゆくゆくは現在の王家を滅ぼそうと狙っている。平和ボケしたエメラルド国のあちこちに拠点を置き、仲間と着々と計画を進めている。 自分たちの企てに気づいた風のシャルル王子を亡き者にしようとたくらんでいる。 |
イザベル (岡村明美) |
「わたくし、お父様のお人形ではありません」 |
ザラール侯爵の娘。王子と政略結婚させられかけたが、王子の気持ちが自分にないことと、父が自分を政治のためのコマとしてしか見ていないことを察して父に反発する。 シンデレラとは事件(13話)を通じて友人になる。 |