シャルルの苦し紛れの言い訳を、シンデレラが「またシャルルったら‥」と見破る。これは『シンデレラ物語』のおやくそく。でも、けっこう本当のことを言ってるにもかかわらず「うそつき」と片づけられていたりします。 さて意図的についたうそと、シンデレラによる誤認、どちらが多かったのか? 勝手に検証しました。 |
鑑賞済みでない場合は、ブラウザの「戻る」で戻ることをおすすめします。 ここは『シンデレラ物語』の会話を採録しています。よって、全話を見ていないうちにこのページをご覧になると、「あとの楽しみがなくなった」と腹を立てることになるものと思われます。 |
大丈夫、という人は、スクロールして下へどうぞ〜。↓ |
第2話:シロツメクサの夢 | |
シャルル初登場。ここではまだ、通りすがりの「へんなひと」。 |
第3話:あこがれの王子様 | ||
王子の自分には当たり前のことが、一般市民にとっては普通でないと知ったとき。とっさに「ごまかさなければ」と思ったらしいシャルル。思えばそれが“うそつき”のはじまりでした。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定理由など | |
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「(シンデレラに)狩りは好き?(自分は)庭にキツネを放って仕留めるんだ」無邪気に言う。 | 動物を撃つなんて‥と心証最悪。さらに 「そんな広いお庭があるなんてエメラルド城ぐらい。わたし、うそをつく人も嫌い」 ここで初のうそつき扱い。 |
× | ○ | 本当のことを言ってるんだけど‥。これが、うそを重ねるきっかけになったんでした。 |
「うそじゃないよ。(中略)僕はエメラルド城に住んでいるんだ」 | 驚く。 | △ | ○ | |
「僕はお城で王子の剣術の相手をしているんだ」「他にも一緒に勉強をしたり、遊んだりもする」 | 「本当? 王子様ってどんな方?」と、ここではシャルルの話を信じる。 | ↓ | × | モデルはアレックスらしい。 |
「(王子は)お気に入りの靴をみがいて、すり切れるまで履くんだ」 | 「‥そうなの?」 パブリックイメージとのギャップに戸惑う。 |
↓ | △ | 靴みがきを自分でしているかどうかがあやしい。 |
「(王子は)庭に寝ころんで服が泥だらけになったって気にしない。退屈な勉強よりも、乗馬や剣術が好きなんだ」 | 「王子様はそんな人じゃないわ」憤然と背を向ける。「さようなら、うそつきさん」 | × | ○ | シャルル玉砕。実像と評判との間には、ものすごい誤解があるようだ。 |
第4話:素敵な私の王子様 | ||
誰もが素直な気持ちになれるとわれている、エメラルド広場の女神像の前。「あなたに会いに来たんだけど、本当はそうじゃないの‥」というシンデレラの言葉をシャルルが追求するはずが、結果的にヤブヘビ。 もちろんここでは馬シャルルの発言は除きます。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定事由など | |
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「(王子様を知っていると言ったことは)うそじゃない」 | あやしむ。 | △ | ○ | あやしまれても仕方がないけれど、本当(というよりそもそも本人)。 |
「僕の名前は‥、アレックスさ」 | 「やっぱりあなたはうそつきね!」シンデレラは、城の門番から王子のご学友=アレックスの風体を聞いていた。 | × | × | 言い返す言葉もない‥。 |
「きみだけには本当の名前を言うよ。僕の名前は、シャルルだ」 | 「ずうずうしいわね。今度は王子様の名前を名乗るなんて!」 | × | ○ | 勇気を出してせっかく真実を打ち明けたのに‥。これは女神像のバチが当たったに違いない。 |
これらを経て、ついに「あなたのことは“うそつきシャルル”と呼んであげる」と言われる。 |
第5話:夢のような出会い | |
狩りの途中、シャルルは王子としてシンデレラの前に現れたのみ。会話らしい会話はなし。ただしシャルルはワンダたちにも「うそつきシャルル」と認識されていることがわかる。 |
第6話:ぶどう園の秘密 | |
ぶどう園ですれ違い。会話はなし。なおここでは「うそつき」よりも「どろぼう」のほうに重点が置かれた。後日説教されたに違いない。 |
第7話:いんちき占い師 | |
シャルルはおとなしく城にいたらしく、登場しない。 |
第8話:魔法の笑顔とおまじない | |
シンデレラが応援するサーカスの少女マリー。その練習に、シャルルは王子様のダミーとして付き合わされた。見事にマリーの力になり、大いにお株をあげる。 |
第9話:気になるあいつ | ||
ザラール侯爵の不審な動きを「うそつきシャルル」の姿で追うシャルル。たまたま巻き込まれたシンデレラは、謎の組織のおそろしい計画を聞いてしまう。「この国のことではないわよね?」シャルルに問うシンデレラ。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定事由など | |
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おどけてみせながら 「このシャルル王子がいるかぎり、この国の平和は守り抜いてみせるぞ」と王子様になりきったフリ。 |
「シャルル王子様のイメージがこわれるから、やめてよ」迷惑がられる。 | × | ○ | 冗談めかしているが、まぎれもなく本心。 |
第10話:悲しきバイオリン | ||
ザラール侯爵の娘イザベルの誕生会。シャルル王子がイザベルと踊る様子を、窓越しに眺める2人。実は中で踊っている王子は影武者(アレックス)。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定事由など | |
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突然現れた理由を聞かれ 「ちょっと前を通りかかったら、中で楽しそうなパーティーをやっていたからさ」 |
「そうなの」 すんなり納得。 |
○ | × | アレックスの様子を見に来たにちがいない。 |
シンデレラ「ほら、あれが王子様」と、窓を指す。 窓越しに王子の姿を見て シャルル「なるほど‥」納得してみせる。 |
○ | × | 正体がアレックスであることは、シャルルが一番よく知っている。 | |
シャルル「王子は愛のない結婚はしない。見栄や格式のための結婚なんてしないさ」 シンデレラ「でも身分が違うというだけで、結ばれない人たちはたくさんいるでしょう?」 シャルル「最後は2人の愛情の問題さ(中略)少なくとも僕はそう信じるな」 |
○ | △ | じゃあ#23〜#24のシャルルの心変わり(としか思えない)は、なんなんだろう。 |
第11話:素敵な恋をしてみたい | ||
イザベルの誕生会で知り合ったバイオリン奏者ニコラは、貴族の娘ラ・バリエールと相思相愛。しかしバリエールの父は「娘は王子の嫁になるかもしれない身だから、貧乏な音楽家なんぞにはやらん!」と2人の仲を裂こうとしている。シンデレラはさっそくイアンを巻き込んだ作戦を展開するが、大失敗。みんなで女神像の前で反省会。 「バリエールは本当にシャルル王子の妃になるのだろうか‥」ふいにつぶやくニコラ。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定事由など | |
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いきなり出てきた自分の話に 「ええっ!?」 驚く。 |
すかさず 「あなたのことじゃないわよ」 |
× | ○ | 「‥そうでした」苦笑で応じるシャルルだった。 |
第12話:王子様、はじめまして! | |
勝手に盛り上がった国王と王妃が、お妃候補を選定するための舞踏会を開くことにしてしまったり、ザラール侯爵を探ろうとして逆に弱みを握られたり。シャルルはずっと城内で忙しく王子様としての業務をこなしていた。 |
第13話:愛のゆくえ‥消えたイザベル | |
人さらいにさらわれてしまったイザベルとシンデレラ。無断拝借した農夫の服で現れ、2人を救出するシャルル。「王子様に助けていただきたかった。同じシャルルでも大違いだわ」と拗ねるイザベルを「助けてくれた人は王子様以上の人」と諭すシンデレラ。「わたしたちのことを思っている人こそ、わたしたちの本当の王子様よ」その言葉に頬をゆるめるシャルルだった。イザベル捜索、あげくの大格闘、気が付けば夜明け。うそをつく暇はなかった。 |
第14話:シャルル王子の秘密 | ||
ザラール侯爵の悪巧みに利用されようとしていることなどつゆ知らず、お城へ奉公に上げられる義姉たちとシンデレラ。下働きをするうち、シンデレラは王子が一人きりで町のほうへ向かうのを目撃。そっと尾行するが、町の手前で見失う。そしてシンデレラが町で出会ったのは“うそつきシャルル”のほうだった。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定事由など | |
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きょろきょろしているシンデレラに、そっと背後から近づく。 「どうしたの? 僕に何か用かい?」 |
「あなたじゃなくて、シャルル王子を探しているのよ」 | × | ○ | つれなくされたシャルルは「“うそつきシャルル”に用はないってことか‥」と自分に焼き餅を焼く。 |
第15話:二人のシャルル王子 | ||
偶然、町で自分の偽物に遭遇したシャルル。通りがかったイアンから、自分にそっくりの役者マルセルが行方不明になっていることを聞き、シンデレラ、イアンを伴って、ニセ王子の馬車を捜索。町はずれのボロ屋敷にたどり着く。シャルル以外は「あんなボロ屋敷に王子が何の用だ?」戸惑う。 |
シャルルの発言 | シンデレラの反応 | 実際 | 判定事由など | |
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「もしもあれが本物の王子だったら、たしかに妙だな」 | 「ニセの王子だって言うの?」 | ? | ○ | ニセ判定に絶対の自信を持っているシャルル(当然か)をシンデレラは不思議に思う。 |
ダマされていたことを知ったマルセルの協力を得たり、シャルルが自慢の剣をふるったりして、騒動はとりあえず落着。 しかしどう考えても、ただ者ではないシャルルの身のこなしに、 シンデレラ「シャルル、あなた一体だれなの?」 シャルル「僕は“うそつきシャルル”。ただのシャルルさ」 |
? | × | 本当にうそつきになりつつあるかも‥。 |
第16話:お手伝いは王子様 | |
体調を崩して寝込んでしまったシンデレラのもとへ、医者を伴って見舞いに駆けつけたシャルル。なぜかそこで「友達なら、シンデレラの代わりに働いてちょうだい」と継母たちにこき使われる羽目に。掃除に薪割り等、淡々とこなす。最後は「料理の本どおりに作った」という、犬さえも背を向ける「ダイナミックな料理」を作成して継母を大激怒させ、ホワイエ邸出入り禁止となる。しかし真面目な働きぶりはシンデレラに大変感謝された。一日中こき使われたので、うそをつくような余裕はなかった。 |
第17話:小さな心にやさしい気持ち | |
ジャンヌがなくした継母の指輪を探し出して、日暮れまでに持ち帰らなければならないシンデレラ。その窮地に、シャルルはまるで白馬の王子のように現れて(このとき乗っていたのは白馬ではなかったが)、ちょこっと協力する。シンデレラとのやりとりは、ごくわずか。どうも無理やり出演した感がある。 |
第18話:不気味な絵描き | |
肖像画作成のため、あやしげな絵描きのもとにやられるシャルル王子。しかしザラール侯爵の悪巧みも、たまたま居合わせたシンデレラの勇気と行動力によって粉砕される。また、シンデレラのまごころは不幸な絵描きの心を救った。“うそつきシャルル”は登場せず。 |
第19話:盗賊団をやっつけろ | |
シンデレラたちの危機に勇ましく登場、盗賊団を追い払うことに成功する。ホワイエ邸出入り禁止を解かれる。 シンデレラにうそをつかなかったかわりに、アレックスにうそをついて城を抜け出したシャルルだった。 |
第20話:幸せへの旅立ち | |
※作成中 |